2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

色の三原則

原著のタイトルは、『The Great Blueness and Other Predicaments』。google訳「偉大な青みと他の苦境」 これを『いろいろへんないろのはじまり』と訳したのは秀逸である。 いろいろへんないろのはじまり 作者:アーノルド・ローベル 発売日: 1975/03/20 メデ…

奇跡の石

最後はどうやって元に戻るのだろうと思って読んでいたが、子を思う親の気持ちが奇跡を呼び寄せた。願いが叶う魔法の石を持っていても、望んでいたのは普段どおりの生活だった。 ロバのシルベスターとまほうのこいし (評論社の児童図書館・絵本の部屋) 作者:…

ぐらぐらした歯

ここでは、抜けた乳歯は枕の下に入れておいて何か願い事をするらしい。 私も小さいとき、抜けた下の乳歯は屋根に投げる(上の歯は床の下)と聞いたことがあるから、乳歯が抜けるのは、どこの国でも子どもにとって大きな出来事なのだろう。 海べのあさ (大型絵…

ヒナギクの気持ち

隣の芝生は青い。誰だって他人のものはよく見える。 元のおじいさんの庭に戻れて良かった。寝る前にもう一度花を開いてありがとうと言ったヒナギクの気持ちが身に染みる。 おじいさんの小さな庭 作者:ゲルダ・マリー シャイドル 発売日: 1987/01/01 メディア:…

テオの顔

険しかったテオの表情が4匹に助け出されてから穏やかになっている。 最初はこうした優しい人だったのかもしれない。 親切なリサと結婚したのだから。 リサの小さなともだち 作者:ジョック カール メディア: 単行本

聖書の教え

神さまが姿を変えて現れるというのは、日本においてもそういう教えがあるが、聖書とは少し異なるのかもしれない。 「わたしのきょうだいである ちいさきもののひとりにしたことは すなわち わたしに したことである」(最後のページにある聖書のことば) くつ…

雪の女王とは?

タイトルにもなっている雪の女王だが、登場するのは序盤の一回でカイを雪の女王の城へ連れて行く場面だけだ。 これはカイを救う旅をしたゲルダのお話である。 雪の女王 作者:ハンス・クリスチャン アンデルセン 発売日: 1999/11/01 メディア: 大型本

イギリスのくま

最後はくまの一家と女の子が仲良くなるのかと思ったがそうはならず、女の子は二度とくまの家へ行かなかったとのこと。 これはイギリス民話ならではなのか。 3びきのくま 作者:バーナデット ワッツ メディア: 大型本