野えんどうが夏に固い茶色の豆になって弾けてさやから飛び出すなんて知らなかった。 落ちた豆からまた草が生えてくるのだから、確かにお母さんは草だ。 のえんどうと１００にんのこどもたち こどものとも ４０２号 作者:甲斐信枝 福音館書店 Amazon

団地の芝生の草とりを黙々とするおばあちゃん、クローバーやカタバミを残しておいてくれたおばあちゃん。おばあちゃんの心はかなちゃんにも伝わっていた。 かなとおばあちゃん 安江リエ さく 山内ふじえ江 え こどものとも ４３４号 １９９２年 ５ 作者:安江…

雪だるま、雪合戦、手作りの木でできたそりすべりで遊んだ後は、かまくらの中で七輪を囲んでおしるこを食べるのまでが雪あそびのようだ。 『こどものとも』394号（1989年1月） 『ゆきあそび』菊池日出夫/さく 福音館書店

長い冬の間雪に閉ざされた世界では、まだ見ることのできない春の芽生えをいち早く感じることができるのだろう。 『こどものとも』444号（1993年3月） いいことってどんなこと (こどものとも傑作集) 作者:神沢 利子 株式会社 福音館書店 Amazon

朝6時から真夜中0時最終列車が出て駅舎に鍵がかかるまでの駅の1日を描いた絵本。新宿駅に居るような気分を味わえる。駅員さん、お掃除をする人たちの様子もわかる。 『こどものとも』415号（1990年10月） でんしゃがまいります (こどものとも700号記念コレク…

色が混ざりあったどろんこの絵が動物たちと一緒に続きを描くと色鮮やかな絵になっていた。 『こどものとも』445号（1901年4月） まほうのえのぐ (こどものとも傑作集) 作者:林 明子 福音館書店 Amazon

みんなの要望を満たしていたのは、もともと住んでいた家だった。 何回も繰り返した引っ越しを「すてきなりょこう」といったおばあさんはたくましい。 こどものとも 1996年3月号（480号） おばあさんのひっこし (月刊予約絵本 こどものとも) 作者:エドナ・ベ…

暖かい南の海とは異なる北の海の厳しさが絵の色調から感じられる。 幾つかのページに描かれている文様は、この民族の人たちに受け継がれてきたものだろうか。 こどものとも 1993年 02月号 ちいさなりょうし タギカーク [雑誌] Amazon

この絵本の中の人びとの言葉や様子や風景から沖縄地方のどこか島らしいことは推測できた。 海で生まれた命は陸に上がり人間の命へと繋がっていく。 パウリの島に向かって手を合わせる姿に心が洗われた。 『こどものとも』396号（1989年3月） はまうり (こど…

大将のクンタンがコウタの手を引っ張って一緒にかいじゅう岩から海に飛び込んでくれた。海の中で目を開けられるようになったらまた一緒に飛んでくれた。 夕焼けの光の中でクンタンの背中に飛びついたコウタは暖かさに包まれていただろう。 とべコウタ こども…

見開きのページに流れ星が島に降り注ぐ描写は美しく圧巻である。 夜（青）が基調だが、微妙な色彩の変化や光（黄）やりんご（赤）差し色との対比も楽しめる。 ながれぼしのよる こどものとも 通巻441号 1992年12月 作者:たむらしげる さく 福音館書店 Amazon

仕立て屋さんに子ねずみのズボン、もぐらの帽子、ヘビの座布団、カラスのマントを作ってもらい、みんなスヤスヤ眠っている。 針道具の持ち主の女の子が眠っている裏表紙を見過ごすところだった。 こどものとも 1993年 06月号 どてのしたてやさん [雑誌] Amaz…

くま、もぐら、かばといろいろな動物になって寝てみたが、ラッコのようにお父さんのお腹の上に乗って寝るのが一番のようだ。 おやすみなおちゃん こどものとも 1994/4 作者:安江リエ 福音館書店 Amazon

ばばばあちゃんにとっては、桜の木にハンモックを吊るしてお昼寝することが一番の楽しみなのだ。 4月の雪雲を追い払う手立てがばばばあちゃんらしい。 『こどものとも』385号（1988年4月） たいへんなひるね―ばばばあちゃんのおはなし (こどものとも傑作集) …

カーテンを縫い合わせて屋根を覆い山に見立てるばばばあちゃん。自宅の屋根の上でお弁当を食べて遊んだあと、夕方には庭に貼ってテントをみんなでお泊り。最後はばばばあちゃんのイビキでみんなは退散してしまった。 『こどものとも』421号（1991年4月） や…

確かにばばばあちゃんの言うとおり、寒い冬に暖まるには、ストーブの前にじっとしていることではなく、外に出て体を動かすことである。 そりあそび こどものとも ４０７号 作者:さとう わきこ 福音館書店 Amazon