2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

くまのお医者さん

くま先生の言うとおりにくま式うがいをして、くま先生の舌でおでこをなめられて、布団で包まれて息を吹きかけられて眠りについたケン。風邪が治って良かった。 『こどものとも』395号(1989年2月) ぼくびょうきじゃないよ (こどものとも傑作集) 作者:角野 …

子どもと動物

アジアの子どもたちにとって動物は単なるペットではない。共に暮らす仲間であり生活の一部でもある。生まれたときから一緒にいるので空気のような存在なのかもしれない。 『こどものとも』455号(1994年2月) いつも いっしょ どうぶつとくらす アジアのこど…

コンドルの正体

南米ペルーではコンドルは家畜を襲う害鳥とみなされているようだ。若者に姿を変えて若い娘を誘拐して最後は娘の親に熱湯をかけられて殺されるのだから、どれほど嫌われているのか。 『こどものとも』413号(1990年8月) マリアとコンドル―ペルーの民話 (こど…

父さんの仕事姿

代々続く花火屋さんに生まれたペレに仕事を手伝わせようと考えた父さん。手伝いよりも遊びたいペレだが、父さんの仕事ぶりと空に輝く花火を見て成長したようだ。 ペレのはなび(こどものとも絵本 476号) 作者:直江みちる 福音館書店 Amazon

スーザの優しさ

市場の隅の目立たない所にあるので売れなかったトマトがスーザの思いつきで完売した。毎朝寝坊していてもスーザはマリアおばさんがどれほど手をかけてトマトを育てたかを知っている。 ねぼすけスーザとあかいトマト (月刊こどものとも 1995年5月号) 作者:広…

森の仲間たち

春から夏、そして秋へと移ろう森の様子が歌(詩)と絵(版画)で表現されている。 こどものとも 1993年 10月号 もりのさんぽうた [雑誌] Amazon

弟はお兄ちゃんと一緒に遊んでほしい。兄は弟に邪魔されたくない。大げんかしたあとは疲れて二人とも眠ってしまう。ありふれた光景だが幸せを感じられる。 『こどものとも』411号(1990年6月 『たけし』 中西恵子/さく 福音館書店

お風呂屋さんの1日

子どもの日に菖蒲湯をして、年に一度お風呂場の絵を書き換え、廃材を薪にしてお風呂を沸かし、お父さんとお母さんがお風呂場の掃除や片付けを終えて寝るのは12時過ぎになる。 けいちゃんが忙しく働くお母さんにかまってほしくてまとわりついているのが可愛い…

鼻が長くなるということは?

たかしとくるみが山で助けたおじいさんは、よく見ると鼻が長かった。おじいさんにもらった下駄をはくと高く飛べるが、鼻も長くなってしまう。 それでもおじいさんの鬼はいい鬼だったと思う。 こどものとも けんけん 作者:山村輝夫 福音館書店 Amazon

おもちゃ屋さんの汽車

お父さんが汽車に乗って遠くに仕事に行っている間、おもちゃ屋さんの汽車を見に通い続けるぼくと犬のワンダ。ワンダも僕がおもちゃの汽車にお父さんへの思いを重ねていることを知っている。 最後のページに描かれたいる汽車のおもちゃはお父さんからのお土産…

魔法のステッキ

おじさんがステッキを降ると白いキャンバスにニワトリが描かれ、卵がキャンバスから飛び出てくる。奇想天外な展開に子どもたちは大喜びだ。 おじさんの え こどものとも 通巻464号 1994年11月 作者:織茂恭子 作 福音館書店 Amazon

山へ登る

父ちゃんを追って山のてっぺんへ一人で行こうとしたひろしを大きな木、石、木の根っこ、さるがさり気なく助けてくれた。 月刊予約物語絵本 こどものとも 427号 やまのてっぺん そらのまんなか Amazon

たくさんのいいこと

最後に待っていたおばあちゃんのお土産だけでなく、その日起こった楽しいことから怖いことまでポーキーにとっては"いい"経験だった。 ぼくのいいこと こどものとも 1992年7月号 Amazon

役に立ったふね

ビーバーののくがあらいぐまのむんのために作った舟は、嵐で流されそうになったダムの穴を塞いてくれた。舟がのくやのくの家が流されるのを止めてくれた。 『こどものとも』410号(1990年5月) 『ぼくのふね』きたむらえり/さく 福音館書店

いもむしの魔法とは?

いもむしのときは葉っぱのサラダのお店だったが、ちょうちょになったらジュース屋さんを始めた。 歩くときにキラキラした跡を残すかたつむりさんのお陰で、みんな無事に帰ることができた。 サラダとまほうのおみせ カズコ・G・ストーン さく こどものとも 4…

トッケビの正体

お墓でトッケビに出会った若者は、機転を利かせて最後は美しい娘と結婚して幸せに暮らすことができた。 『こどものとも』437号(1992年8月) おばけのトッケビ―韓国・朝鮮の昔話 (こどものとも世界昔ばなしの旅2) 福音館書店 Amazon

兄ちゃんと弟

弟はいつだって兄ちゃんと一緒に行きたいのもだ。兄ちゃんは弟と一緒だと少し威張りたくなるものだ。心配して弟を探す兄ちゃんの姿に思わず感情移入してしまった。 『こどものとも』414号(1990年9月) ちょろりんと とっけー (こどものとも傑作集) 作者:降…

ことばあそび

声に出して読んでみると言葉に躍動感があって心地良い。韻を踏む言葉、掛詞などじっくり読んでも面白い。 『こどものとも』422号(1991年5月) たあんきぽおんきたんころりん―たんたんたのしいうたづくし (こどものともセレクション) 作者:長谷川 摂子 株式…

機織り姫

川から流れてきたうりから出てきたのは、はたを織っている女の子。機織りは役立つ技術だったのだろう。 桃太郎、鶴の恩がえしなどよく知られた昔話のエピソードがところどころに見受けられる。 『こどものとも』428号(1991年4月) うりひめ と あまんじゃく…

老木の役目

小鳥や蝶々から見向きもされなくなった年老いたくすのきにやって来たあおばずくのつがい。 この木のうろで卵を生み子育てをするが、くすのきも小鳥の窮地を救う。 年老いても誰かの役に立てるのは人であっても嬉しい。 くすのきとあおばずく (月刊こどものと…