2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

声に出して読む

音読は脳の活性化に効果があるらしい。重ね言葉やそっくり言葉など口を動かすと同時に頭を働かせなければならない。出てくる言葉が面白いので音読のテキストに相応しい。 ここんぷいぷい―創作ことばあそび絵本 (かがくのとも傑作集 わいわいあそび) 作者:織…

風邪は万病の元

「毛利子来」という名前が懐かしい。『赤ちゃんのいる暮らし』を始めとする著書は30年以上前の子育てのバイブルだった。子育てに不安だらけの親を安心させた。 お母さんが仕事を休めずお父さんに病気の子どもを頼むシーンがあるが、二人の短い会話が自然体で…

天気予報

以前はテレビのお天気ニュースで明日の天気を知った。今はそれがスマホに取って代わった。気象予報士というプロの見立てだから間違いないだろう。 しかし、この本を読むと実際の空を見続けてきた先人たちの見立ても決して侮れない。 私はといえば、空を見上…

遊びの原点

お父さんに限らず保育には男性保育者が必要なのかもしれない。子どもが全身でぶつかっていって受け止めることができる人。体力勝負なので、女性保育者でも可能ではあるが。 あそぼうあそぼうおとうさん (かがくのとも傑作集―わいわいあそび) 作者:浜田 桂子 …

花遊び

花かんむりや花占いぐらいは思いつくが花、香水、花人形、笛…と子どもたちの花屋さんは幅広い。 おばあちゃん先生のかこ先生、おねえさん先生のももこ先生の園児15人どんぐり保育園は楽しそうだ。 うーらうらら はるまつり―くさばなおみせやさんごっこ (かが…

御殿の最後

キツツキがくちばしで掘った木の穴(ごてん)は、次々とその住人が追い出された。年月を経て古い木は朽ちていき、みつばちを追い出したくまが頭を穴に突っ込んだら木はたちまちバラバラに砕けてしまった。 次はどの動物が穴を狙っているのだろうかと想像しなが…

親になる

自分の子どもであっても誰もがその子の親になれるわけではない。自分の子どもでなくても誰もがその子の親になることができる。たとえそれが一時のことであっても。 彼は最後に「うまそう」を手放して生みの親の元へ返した。彼は親になったのだ。親とは子ども…