へえーそうだったのか!

オオカミといぬ、トラとねこ、アライグマとタヌキ、似ているようでやっぱり違う。ダチョウはトリの仲間だけど飛ばない。動物にまつわる話がイラスト満載で学べる。 『かがくのとも』278号(1992年5月) 『フクロウのよるはおおいそがし どうぶつえんガイド』あ…

木々の四季

桜の花が散った後に青々と茂る若葉は生命の活力を感じさせる。春夏秋冬の木々の変化は人の生き方と重なるようで愛おしい。 『かがくのとも』324号(1996年3月) 『きはともだち』服部道夫/文 姉崎一馬/写真 福音館書店

つばきで遊ぶ

地面に落ちた椿の花のじゅうたんはよく見かけるが、花かんむりや首飾りの他にも種で笛まで作って遊ぶとは思いもよらなかった。人々にとって身近な木だったのだろう。 つばき (かがくのとも特製版) 作者:矢間 芳子 福音館書店 Amazon 『かがくのとも』287号(1…

それぞれの役割

つくしは頭から胞子を出して新しい場所に仲間を増やす。つくしが枯れるとすぎが伸びてきて陽の光を浴びて栄養を根っこに送り続ける。すぎなが枯れると根っこのあちこちでつくしが生まれてくる。同じ根っこのつくしとすぎなはそれぞれの役割を担って生きてい…

いちごの季節

庭の自生のいちごは6月頃に実がなった。スーパーのいちごはクリスマス前が最も高値だが、5月に入ると値段も安定してくる。いちごはこの時期のものだと思っていたが、6月から12月まで色々な種類のいちごが各地で実をつけていて動物たちを楽しませている。 月…

やってみよう

大人の私でも思わずやってみたくなるものばかりだ。誰かとコミュニケーションをとる手立てにもなる。 月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻247号 てじなで だましっこ 作者:佐伯俊男 福音館書店 Amazon

身近な新聞紙

祖母は水で湿らせた新聞紙をちぎって丸めて座敷に撒いてほうきで掃いて掃除をしていた。他にも広げた新聞紙を押入れに敷いて湿気取りとして利用していた。大人も重宝していた。 しんぶんしでつくろう (かがくのとも傑作集 わいわい・あそび) 作者:よしだ き…

神の鳥

しまふくろうといえば、絵本『カムイチカプ』(藤村久和/文 手島圭三郎/絵)を思い浮かべる。この鳥がアイヌ語でカムイチカプ(神の鳥)と呼ばれるのかを知る手がかりになる。夜でも光る眼、広げた羽の大きさ、獲物を狙う執念、雄と雌の夫婦の絆…畏れを知る鳥だ…

トンボあれこれ

蝉の鳴き声が響きわたる真夏の昼下りにとんぼの姿を見つけると少し心が軽くなる。うだるような暑さの中で秋を思わせるからだ。とんぼの生態について初めて知った。 とんぼ (かがくのとも特製版) 作者:吉谷 昭憲 福音館書店 Amazon 『かがくのとも』292号(199…

柵を越えて

野生の動物たちは自ら餌を求めて自由に移動する。動物園では飼育員から餌は与えられるが柵の外には出られない。大雪で柵が埋って外に出られたアザラシたちは最高の気分だっただろう。 雪の上のなぞのあしあと (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん) 作者:あべ…

豆知識

カメの餌は生肉か生魚、ペリカンの口ばしの袋にはイワシが30匹入るなど、思わず誰かに話したくなる知識が詰まっている。 月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻296号 カメはおうちをしょっている どうぶつえんガイド Amazon

羊飼いのセーター

お父さんは羊を飼い、刈った羊の毛を毛糸にして、何と自分でセーターを編んでしまった。羊飼いにして元祖編み物男子でもある。羊の毛からどのように毛糸を作るか初めて知った。 おとうさんは ひつじかい 月刊かがくのとも 272号 作者:白根美代子 福音館書店 …

米作り(田植え)

30年ほど前は、週末田植えを手伝うために実家に帰るという話を職場で聞いたことがある。今は、家の裏の田んぼでは大型農機具を使って一人で田植えを行っている。親せき隣近所の手助けも必要としなくなった。田植えの風景も変わってしまった。 『かがくのとも…

みんなで食べる

親せき以外の人たちと家族で一緒に食卓を囲む経験をしてこなかった。地域の中で一緒に食事の準備をして一緒に食べて一緒に片付ける。人間関係の煩わしさゆえこうしたことを避けてきたが、これでよかったのか? 『かがくのとも』294号(1993年9月) 『あきのか…

お豆の力

この絵本のように、大豆を作る過程で偶然人は豆もやし、枝豆を食べてしまったのかもしれない。一種類の種でそれぞれ食感も異なる野菜を食べられるなんて幸せだ。 だいず えだまめ まめもやし (かがくのとも特製版) 作者:こうや すすむ 福音館書店 Amazon 『…

これぞ生活科?

布団干しの手伝いから始まり綿の木を育てて綿を収穫して、脱脂綿や糸、布等の身近にある綿製品見つけ出す。昔は家庭の中で教育とは意識せずに行われていたのだろう。 かがくのとも1988年11月号「わた」 作者:宮川桃子 福音館書店 Amazon

森を守る植物

庭の草取りで一番やっかいなのはあらゆる物に巻き付くつるが伸びた草だった。しかし、くずのようなつる植物が森を守っているとのこと。最初にくずの根からくず粉を取り出した人はすごい人だ。 くず―つるしょくぶつのひみつ (かがくのとも特製版) 作者:菅原 …

山の上の学校

本文の中に「やまのうえのしょうがっこうにかようこどもたち」とあったので、この小学校についてネットで調べてみた。 この小学校は既に募集を停止しているが、中高も併設されていて、東京にある系列の疎開校として生まれたとホームページに記されていた。 …

虹の向こうに

公園の噴水では太陽を背にして自分の影の側に虹が見える。水しぶきに日の光が当たると虹ができる。雨上がりの空に架かる虹だけでなく、どの虹もずっと見ていたい。 にじ (かがくのとも絵本) 作者:さくらい じゅんじ 福音館書店 Amazon 『かがくのとも』283号…

星の名前

子どもたちにとってはひしゃくよりはスプーンのほうがイメージしやすい。カシオペア座よりもおっぱいぼしのほうが親しみやすい。 これで夜空の星に興味を持って眺めてもらいたい。 スプーンぼし(ほくとしちせい)とおっぱいぼし(カシオペア座) (かがくのとも…

くるくるくるくる

厚紙でコマを作ったことはあるが人参やサツマイモ、五円玉のコマは思いつかなかった。回せる物は色の変化も楽しめる。 月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻262号 まわれ まわれ つくってあそぼう Amazon

枯れ草の表情

冬の野原の枯れ草をじっくり見たことがなかった。枯れ草といえども色も形も異なる。よく見るとそれぞれ花を咲かせていたときとは別の味わいがある。 月刊かがくのとも 1989年 12月号 ふゆの のはらで かれくさつみ 作者:あきやま じゅんこ 福音館書店 Amazon

つゆ草の名前

つゆ草には人の思いを駆り立てる何かがあるのだろうか。ほたる草、ぼうし花、更に花の色からも青花、えのぐ花など多くの名前がついたとのこと。見つけたら私は何を思うだろうか。 つゆくさ (かがくのとも特製版) 作者:矢間 芳子 福音館書店 Amazon 『かがく…

菜っ葉の菜の花

菜の花の葉の形や茎の色にまでは目がいかなかった。それぞれの形や色の違いには気がつかなかった。葉っぱを食べる野菜「菜っ葉」の花はとても似ていて、それが菜の花だ。 なのはな みつけた (かがくのとも絵本) 作者:ごんもり なつこ 福音館書店 Amazon 『か…

愛情いっぱい

赤ちゃんを生んだお母さんのおっぱいは赤ちゃんに必要な栄養分やバイキンから守る大事な物が入っている。赤ちゃんはお母さんのお乳を飲んで育っていく。 最後のページには母乳ではなくてミルクで育った子どもたちに向けたメッセージがある。 おっぱいのひみ…

ナイスなアイス

アイスクリームのもとをひたすらかき混ぜて冷やすを繰り返して、果物やチョコでトッピング。子どもたちも参加できるクリスマスのお菓子作りだ。 月刊 かがくのとも 通巻261号 アイスクリースマス Amazon

いろんな顔

どの虫の顔も何かしら愛嬌がある。仮面ライダーを思い起こさせる顔もある。虫の口やひげ、目はそれぞれの役割に応じた形をしている。生存競争が激しい世界で生き抜くためだ。 だれだかわかるかい?―むしのかお (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん) 作者:今森…

意思表示

バウンダリー(境界線)は人によって異なるし、相手が同意しているかどうか明確でない場合もある。同意の決定と確認は大人でも難しい。子どものときから意識して練習したほうが良いだろう。 子どもを守る言葉「同意」って何? YES、NOは自分が決める! 作者:レイ…

道路を走る電車

マイカー時代においても道路から追い出さずに路面電車を走らせている都市が少なからずあること(18)に少々驚いた。それだけ町の人々に支持され利用されているのだろう。車との共生は環境にも優しい。 チンチンでんしゃのはしるまち (かがくのとも傑作集 わく…

月に思う

戦禍の中でも月は以前と同じように光を届けているだろう。子どもたちはどのような思いで月を見上げているのだろうか? 暗闇の中で月の光が心を癒やしてくれるのだろうか? キーウの月 (講談社の翻訳絵本) 作者:ジャンニ・ロダーリ,ベアトリーチェ・アレマー…