逃げ出したあまのじゃく

うりひめになりすましたあまのじゃくはカラスに正体を言い当てられて逃げ出した。俵に包まれて屋根裏に吊るされたうりひめは息を返して助かった。各地で語り継がれていた話には残酷な結末もあったようだが、温かい色調の絵と相まってこの終わり方に納得した。

 

こどものとも 心のかてを与える「母の友」(復刻版)』第10号(1957年1月)

『うりひめとあまのじゃく』浜田広助/案 秋野不矩/画 福音館書店