働く人々

ダム工事は大企業という漠然とした存在ではなくそこで働く人々によって進んでいく。お昼休みの様子を描いた場面のおじさんたちの表情が豊かだ。命の危険と隣り合わせのときを経てダムが完成したおじさんの笑顔が眩しい。

 

こどものとも 心のかてを与える「母の友」(復刻版)』第34号(1959年1月)

『だむのおじさんたち』加古里子/作・画 福音館書店