それぞれの画風

猫、かっこう、狸、野ねずみたちとの不思議な体験は演奏会での成功につながったが、私には誰がどこを改善したのかはわからいままだ。

赤羽末吉、茂田井武のそれぞれの絵は、この童話を読むうえで私たちの想像力を駆り立てる助けとなる。

セロ弾きのゴーシュ (日本の童話名作選)

セロ弾きのゴーシュ (日本の童話名作選)

  • 作者:宮沢 賢治
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 大型本
 

 

こどものとも 心のかてを与える「母の友

」絵本(復刻版)』第2号(1956年5月)

『セロひきのゴーシュ』宮沢賢治/原作 佐藤義美/案 茂田井武/画 福音館書店

手島圭三郎さんの北海道

しまふくろうを見たことはないが、この絵本の中で羽を広げたその姿に圧倒された。

アイヌの人たちが神なる鳥と崇めたのも理解できそうだ。

 

しまふくろうのみずうみ (北の森の動物たちシリーズ)
 

 

カムイチカプ カムイ・ユーカラ

カムイチカプ カムイ・ユーカラ

 

 

家族の物語であるが、その背景である雄大な自然に圧倒される。

 

おおはくちょうのそら (北の森の動物たちシリーズ)
 

 

きたきつねのゆめ (北の森の動物たちシリーズ)

きたきつねのゆめ (北の森の動物たちシリーズ)

 

 

佐野洋子の世界②

自分の人生を生きて死ぬことは、本当は幸せなことなのだ。生き返ることのなかったねこに涙が溢れるが、それは悲しみだけではない。100万回泣けたことは羨ましくもある。

 

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

  • 作者:佐野 洋子
  • 発売日: 1977/10/19
  • メディア: 単行本
 

 

佐野洋子の世界①

傘を愛するがゆえに傘が濡れるのがいやで傘をささないおじさん。子どもの声に心を開くことのできる愛すべきおじさんでもある。

 

おじさんのかさ (講談社の創作絵本)

おじさんのかさ (講談社の創作絵本)

  • 作者:佐野 洋子
  • 発売日: 1992/05/22
  • メディア: 単行本
 

 

ぺこぺこして争いを避ける王さま。戦争になっても全ての物がペコリ頭を下げるので玉が当たらない。楽しい話で考えさせられる。

 

ぺこぺこ

ぺこぺこ

 

 

加古里子さんの絵本

スーパーで、おもちゃやさんで一目散に駆け出して行く子どもは好奇心のかたまりだ。

 

とこちゃんはどこ

とこちゃんはどこ

  • 作者:松岡 享子
  • 発売日: 1970/07/01
  • メディア: 単行本
 

 

にんじん嫌いの子どもがにんじんを好きになるかな?

 

 

無ければ知恵を出して他の手だてを見つけ出す…最後は声に大人が救われた。