この村では家でココヤシの実からヤシ油を作る。絞りかすは池の魚のエサになり、ヤシの殻はかまどの燃料になる。無駄な物は一切出ない。目の見えなくなったおじいさんもホウキ作りの名人として村の一員として暮らしている。私たちが声高に唱えているSDGsがまやかしのように思えてくる。
この村では家でココヤシの実からヤシ油を作る。絞りかすは池の魚のエサになり、ヤシの殻はかまどの燃料になる。無駄な物は一切出ない。目の見えなくなったおじいさんもホウキ作りの名人として村の一員として暮らしている。私たちが声高に唱えているSDGsがまやかしのように思えてくる。
海は国と国を隔てるものだと思っていたが、国と国をつなぐものだった。外国からだけでなく森や川、遠い島、海の底からもあらゆる物が浜辺に打ち上げられる。昔は流木は海沿いの人々にとっては薪として大事に使われていた。流れ着いたプラスチックのゴミは巡り巡って私たちを脅かすだろう。
確かに別世界だ。蜂のトゲ、クモの体も顕微鏡を通して見ると全く違ったものに見える。同じものは一つもない。何かしら図案のようにも見える。不思議な世界に見入ってしまった。