2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

青い地球の海

人は大昔から様々な装置を発明して海の中に入っていった。海の中の世界を知りたいという好奇心だけでなく、海が地球の生き物たちの故郷であることを本能的に知っていたからかもしれない。 月刊 たくさんのふしぎ 海はもうひとつの宇宙 1995年 08月号(第125…

漁師さんが守ってきた魚つき林

北海道えりも町百人浜のクロマツの林のおかげで昆布やサケ、マスが育っている。気仙沼のカキの養殖には20km離れた室根山の森が欠かせない。その林や森を育ててきたのは漁師さんたちだった。 たくさんのふしぎ1996年3月号 森をそだてる漁師の話 Amazon

スカルワンギ村の暮らし

この村では家でココヤシの実からヤシ油を作る。絞りかすは池の魚のエサになり、ヤシの殻はかまどの燃料になる。無駄な物は一切出ない。目の見えなくなったおじいさんもホウキ作りの名人として村の一員として暮らしている。私たちが声高に唱えているSDGsがま…

りんごの種

りんごの花のめしべには他の品種のおしべの花粉がつかなければ実にならない。ふじの木になったのはふじの実だが、ふじの種から芽生えるりんごの木はふじではない新しい品種だそうだ。初めて知った。 『たくさんのふしぎ』第115号(1994年10月) 福音書書店 …

ヤマネの飼育と観察

冬眠するねずみのヤマネは昼間も寝ている夜行性動物だ。冬眠中は体温を0度近くまで下げ心臓の動きを十分の一にしてエネルギーを使わないようにしている。学習能力もあってお互いに気持ちを伝えることができるらしい。 ヤマネはねぼすけ (たくさんのふしぎ傑…

海からの贈り物

海は国と国を隔てるものだと思っていたが、国と国をつなぐものだった。外国からだけでなく森や川、遠い島、海の底からもあらゆる物が浜辺に打ち上げられる。昔は流木は海沿いの人々にとっては薪として大事に使われていた。流れ着いたプラスチックのゴミは巡…

森の生き物たち

人間の手が入っていない森は、わずかな栄養分も無駄にしない循環型社会である。一生を終えたサケが流れてくる川にはクマが集まって来るが、餌が豊富な森では人を襲うことはないだろう。 森へ (たくさんのふしぎ傑作集) 作者:星野 道夫 株式会社 福音館書店 A…