りんごの花のめしべには他の品種のおしべの花粉がつかなければ実にならない。ふじの木になったのはふじの実だが、ふじの種から芽生えるりんごの木はふじではない新しい品種だそうだ。初めて知った。
『たくさんのふしぎ』第115号(1994年10月) 福音書書店
『きになる みがなる』越智典子/文 横山敏子/絵
海は国と国を隔てるものだと思っていたが、国と国をつなぐものだった。外国からだけでなく森や川、遠い島、海の底からもあらゆる物が浜辺に打ち上げられる。昔は流木は海沿いの人々にとっては薪として大事に使われていた。流れ着いたプラスチックのゴミは巡り巡って私たちを脅かすだろう。
確かに別世界だ。蜂のトゲ、クモの体も顕微鏡を通して見ると全く違ったものに見える。同じものは一つもない。何かしら図案のようにも見える。不思議な世界に見入ってしまった。