ピカドンはほんの一瞬世界を真っ白にしてしまう。
最悪の状況であっても、人は正常バイアスに囚われるのだろうか。
読んでいて福島の原発の爆発が頭から離れなかった。
雪だるまは退屈な一日を愉快なものにしてくれた。
朝起きて溶けてしまった雪だるまを見てもがっかりしないで。
最後はどうやって元に戻るのだろうと思って読んでいたが、子を思う親の気持ちが奇跡を呼び寄せた。願いが叶う魔法の石を持っていても、望んでいたのは普段どおりの生活だった。
ここでは、抜けた乳歯は枕の下に入れておいて何か願い事をするらしい。
私も小さいとき、抜けた下の乳歯は屋根に投げる(上の歯は床の下)と聞いたことがあるから、乳歯が抜けるのは、どこの国でも子どもにとって大きな出来事なのだろう。