2023-01-01から1年間の記事一覧

虫めがねで見る森の世界

『あそぼうよ! もりのなかで』と同じネイチャーゲームの絵本。虫めがねを使えば草むらも森のように壮大な世界が広がっていた。 ミクロのたんけん ネイチャーゲームのえほん 月刊かがくのとも 1994/11 作者:降旗信一 福音館書店 Amazon

アメ玉の匂い

あめんぼとヤゴ(トンボの幼虫)の区別もつかなかった私だが、名前の由来(飴棒)を知って驚いた。田んぼで見つけたらよく見てみよう。 月刊 かがくのとも 通巻280号 あめんぼ 作者:古谷昭憲,立川周二 福音館書店 Amazon

循環型社会

昔は人糞は畑の肥料として使われてきたが、動物たちの糞もこうして利用されている。自然界には無駄なものなどないのだ。現代の私たちは何を生み出そうとしているのか。 月刊かがくのとも 1991年06月号 ふんをたべるむし ふんちゅう 作者:吉谷昭憲 さく 福音…

手品の種 続き

工作だけでなく、機転を利かせたものもあってすぐにできそうだ。さかさま絵は見ていて楽しい。 『かがくのとも』319号(1995年10月) 『あららびっくりだましっこ』佐伯俊男/さく 福音館書店

手品の種

表紙(裏表紙)にこの本に出てくる作品の型紙が載っているので実際に作ることができる。不器用な私でも作って楽しめそうだ。 『かがくのとも』273号(1991年12月) 『かみとはさみでだましっこ』佐伯俊男/さく 福音館書店

それぞれの裸

学校で男女の体の仕組みについて学んだのは高校の保健の授業だっただろうか。ユーモラスなイラストなので子どもと一緒に楽しく読めそうだ。 『かがくのとも』288号(1993年3月) 『はだかはだか』やぎゅうげんいちろう/さく 福音館書店

たかが、ぼうっきれだけど

落ちていた木の枝で地面に絵を描いたことはあるが、たとえぼうっきれ一本でも思いつく遊びは無限大なのだろう。 『かがくのとも』314号(1995年5月) 『ぼうっきれであそぼう』野坂勇作/さく 福音館書店

野菜の切れはし

切り方を工夫すれば様々な模様のスタンプができる。野菜の切れはしと侮るなかれ、カラフルなデザイン画が出来上がる。 やさいでぺったん―スタンプ遊びの絵本 (かがくのとも傑作集 わいわいあそび) 作者:よしだ きみまろ 福音館書店 Amazon 『かがくのとも』2…

定点観測の必要性

天気予報において気象衛星は聞くが、気象観測船はほとんど聞くことがない。 だが、宇宙から見える天気だけが予報ではない。海上、海中などの海洋情報も長期的な予報に必要とされる。 きしょうかんそくせん 作者:坪井郁美 ぶん 堀越千秋 え Amazon

手間ひまかけて作る

茹でた鰹を燻製にするために煙に燻す、外で冷やすを10回ほど繰り返す。更にカビ付け、外に干すを3回ぐらい繰り返す。こうして6ヶ月かかってできた鰹節だけでなく、茹で汁も骨もはらわたも油も全部使ってきたとは。これからは食べるときには鰹節に携わった人…

カラスの言い分

地区のごみ集積所ではカラス対策として蓋付きの大きな金網でできたボックスが置かれている。にも関わらず、網目の間やゴミで一杯になってできた蓋のすき間を狙ってやってくる。油断も隙もないと思っていたが、この木を読んでそうする事情があるのだと納得し…

共生社会

SDGs(持続可能な開発目標)とは最近流行りの言葉だか、自然界では遥か昔から営まれていた。 森の中のどんぐりの木と動物たちは共に生き残れるように知恵を絞ったのだ。今度は人間たちの番だが上手くいくだろうか。 どんぐり かいぎ (かがくのとも傑作集 どき…

米作り(稲刈り)

『みんなでたうえ』(菊池日出夫/さく)のその後。田植えに続いて当然稲刈りも田舎に家族で手伝いに行く。 今では、刈取り、脱穀だけでなく残った稲を粉砕して肥料として撒くところまで一台の機械で同時に行う。稲掛けの風景は姿を消した。稲掛けだけでなく家…

作って食べて遊んで

実が一杯に詰まったトウモロコシは美味しそうだ。しかも、トウモロコシの実はラーメンやサラダにも使える。さらにトウモロコシの葉とむいた皮でボールを作って遊ぶことができる。 とんとんとうもろこし (かがくのとも特製版) 作者:小宮山 洋夫 福音館書店 Am…

虫との共生

ラディッシュの葉っぱに付いた青虫を殺さないで箱で飼うという発想は思いつかなかった。しかもその葉っぱを青虫に分けてやるなんて。 大人にとって青虫は害虫だが、子どもたちにとっては蝶々の子どもなのだろう。 月刊予約・科学絵本 かがくのとも 254号 …

はちの不思議

「すを、ちいさな はちが だれにも おそわらないで つくるなんて、とっても ふしぎたね」(p15) 蜂に限らず生き物が当たり前のように命をつないでいくのは本当に不思議である。 とっくりばち (かがくのとも特製版) 作者:吉谷 昭憲 福音館書店 Amazon

それぞれの虫の事情

虫を家で飼ったことがないのでこの本で初めて知ったことが多かった。餌はもちろんのこと飼うための入れ物、中に入れる砂などが虫ごとに詳しく描かれていた。 ぼくのわたしのこんちゅうえん (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん) 作者:小林 俊樹 福音館書店…

庭に来る鳥たち

籠の中で鳥を飼っている人は多いと思うが、庭に鳥の餌台を作る人は少ないだろう。餌台にやって来るすずめたちを毎日見ていると何羽かのすずめを見分けられるようになったそうだ。愛情も湧いてくるだろう。 『かがくのとも』263号(1991年2月) 『ぼくのいえの…

地下鉄の電気

地下鉄には乗ったことがあるという程度なので、パンダグラフから電気を取る電車とレールの側のもう一本のレールから電気を取る電車があることを初めて知った。 『かがくのとも』299号(1994年2月) 『はじめてのったちかてつでんしゃ』横溝英一/さく 福音館書店

メスの蚊

蚊が人を刺すのは理由がある。お腹の中の卵を育てるためにメスの蚊は人間や動物の血が必要なのだ。卵を生むための最適な場所をあちこち探すメスの蚊に親近感を覚えた。 やぶかのはなし (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん) 作者:栗原 毅 福音館書店 Amazon

ダンボールの使い道

ダンボールで作る怪獣や機関車など子どもたちと一緒に楽しめるおもちゃよりも最後のページに載っていた実用的お出かけ椅子に目が向いた。震災のときに役立ちそうだ。 『かがくのとも』298号(1994年1月) 『だんボールでつくろう』よしだきみまろ/さく 福音館…

ほわほわぽわ~ん

ストロー以外にもレンコン、泡だて器、サンダル、手でもシャボン玉が出来る。シャボン玉のおもちゃよりも面白そうだ。シャボン玉液を作るのは少々難しそうだ。 杉山きょうだいの しゃぼんだまとあそぼう (かがくのとも傑作集 わいわい・あそび) 福音館書店 A…

広がる味

味覚(塩味甘味酸味苦味)の話だと思ったら、食事、食品、料理、匂いと幅広いテーマの話だった。最後のページで男性陣(父親)が料理して女性陣(母親)が食べるバーベキューの絵が一番印象に残った。女性たちにとって食べ物が美味しかったのは青空の下で空気が美…

秘密って何?

トマトにはちょっと青臭い独特の匂いがあるが、それが茎などから生えている毛から出ているとは知らなかった。しかもそれは虫の嫌いな匂いだとは。私はトマトの香りをかぐと夏を感じるのだが。 トマトのひみつ (かがくのとも絵本) 作者:山口 進 福音館書店 Am…

愛された木

都会のお屋敷にある樹齢103年の大きな木が切られることになった。切られた木からは多くの人たちによって様々な作品が生まれた。この木を知っていた人たちによって計画された。 いっぽんの木 月刊かがくのとも 1994/6 作者:土岐小百合,土田ヒロミ 福音館書店 …

森という空間

巻末にネイチャーゲーム研究所からこの本に出てくる遊びについて解説が書かれていた。確かに子どもたちが自然と触れ合う貴重な機会になるだろう。 あそぼうよ! もりのなかで ネイチャーゲームのえほん 作者:松竹 いね子 文 藤枝 つう 絵 監修 降旗信一 Amaz…

葉と実で遊ぶ

『はるまつり』の秋編。葉っぱと木の実を使う秋のお店屋さんごっこも楽しそうだ。紅葉した葉っぱは色鮮やかでアクセサリーも作れる。実りの秋で畑の残り野菜もお店屋さんで大活躍だ。 月刊かがくのとも 1995年09月号 ひらひら ころころ あきまつり くさばな…

毛虫のウンチ

青虫、毛虫は嫌いというより苦手で触りたくない。この女の子のようにキャベツの青虫を友だちと言ったり、尺取り虫を腕に乗せたりするのは考えられない。大人の手のひらにやっと乗るぐらいの大きな毛虫が黒っぽい緑色の粒の糞をするなんて初めて知った。 いも…

雪の恵み

大雪のニュースを聞くと真っ先に雪下ろしを思い浮かべる。雪の少ない地方に住む私にとってもその過酷さが想像できるので、雪は厄介なものだと思っていた。 長く寒い冬に供えて準備をして、その冬を楽しんでこれた人たちは、雪解け水が田んぼを潤すことを知っ…

至れり尽くせり

よしのぼりのオスはメスに卵を産んでもらうために巣穴を掘り、メスが卵を産んだら卵を守り世話をする。メスは卵を産みっぱなしで、オスが育てるのだ。 ここに少子化対策のヒントがあるように思う。 『かがくのとも』255号(1990年6月) 『よしのぼりのぼうけん…